寝違えて首が痛い!原因と解消方法について。効果的な肩甲骨や背中のストレッチも紹介。

体の痛みや悩みについて、ブログやYouTubeで情報を配信しています。更新情報はTwitterよりどうぞ! @dr_chiro_N369

朝起きたら首が痛く、片方しか向けない…または動かしづらい状態になってしまったことありませんか?
いわゆる寝違え、寝違い首というものです。当店にお越しになるお客様にも首が痛くてくるお客様がおられますが、他のブログ記事でも多く取り上げているこの首の痛みについてはぎっくり腰ならぬ、ぎっくり首と称して、多数紹介しております。
というのも、原因や症状発生におけるプロセスがほぼ同じなのですが、どちらがどう違うか、となれば症状発生時のタイミングです。寝違えは寝て、朝起きた時に痛みが起こります。寝ているときの姿勢が原因、というケースがほとんどです。今回のテーマは寝違えなので、ぎっくり首については割愛いたしますね。
寝違えた際の首の痛み…その原因と注意点
寝違えて首が痛い場合は、どうすることが最適か、結論から話す前に…
非常に大事な注意点なのですが、首回りの筋肉をマッサージ、ストレッチを過剰に行うのはやめた方が良い。
ということを前提にこの記事をお読みください。
その理由は、そうすることによって背骨や頸椎の歪みが起き、それが関与して寝違いが起きます。
寝違いといわれるものの症状のパターンはいくつかあり、動かせないほど痛い、動かせるけど痛みがある、動きに制限はあるものの痛くはないなど様々。
しかし、総じて言えるのは、根本的な原因として骨、関節、筋肉が深く関わっているということです。
むやみやたらに首が痛いからという理由で、筋肉だけをほぐせば解決するわけではありません。
詳しくは後述しますが、日頃からの運動やケアが大事ではあるのだけど、カイロプラクティックで頸椎や脊椎の歪みを整え、身体全体の骨格バランスを整えることこそが重要ですし、寝違いだけではない症状の緩和や予防にもつながることをご理解頂ければと思います!
動かせないほど痛い場合は絶対安静?痛み止めや湿布でいいの?

首を動かせないほど痛みが激しい場合はどうすればよいでしょうか?
結論から言うと、無理に動かさずに、炎症を抑えるために安静にすることが最適です。
なぜかというと、このような急性の痛みの場合、筋肉や筋膜の部分に、強い炎症が起きている可能性が高いです。
患部を動かすと炎症部分が悪化してしまうことがあり、元の状態に戻すまでに時間がかかります。
ですから、むやみやたらにマッサージやストレッチを行う事は絶対にやめましょう。
首が動かせないほど痛い場合、炎症部分を落ち着かせるためには…
①炎症緩和のため、患部を冷やす(最初だけ)
②急性な痛みは無理に動かさない
③湿布や痛み止め(ロキソニン)を服用する
この3つを忠実に守ります。
痛み止めにはロキソニンやボルタレンなど、炎症を緩和する作用があるものを服用し、湿布を張って痛くない姿勢で安静です。
痛みが出た初日は冷やしますが、徐々に痛みが緩和したら、温めましょう。
参考サイト→痛みどめの薬について- 整形外科やましな医院
ただし、2,3日経って痛みが引かない、悪化している場合など、もしくは痛み止めや湿布など持っていない場合は、一度整形外科や病院での検査を推奨します。
「様子を見るのではなく、病院にすぐ行った方が良いのでは?」と思われる方がほとんどだと思いますが、骨の異常がないかレントゲンやX線検査などで診察しても、頸椎や関節の異常は見つからない事が多いです。
病院でも湿布や痛み止めを処方され、様子を見るに留まりますので結局のところ、対処方法は同じものになります。
もちろん全く異常がないとは言い切れませんが、頸椎が変形している、ヘルニアがあるなどはもっと事前に予兆として症状は出ているはずです。
とはいえ、だんだんと痛くなって動かせないとなると、不安でしょうから参考程度にして頂ければ幸いです。
当店でも急患でお越しになられるお客様の中には、稀にまったく動かせない方がおられます。
その場合は可動域や状態、検査を欠かさず行いますが、あまりにひどい場合は施術自体を控えるようにお話することもあり得ます。
上記の3つをお伝えし、検査後に異常がないことを確認してから対応します。
もし首が悪いからと言って、無理に頸椎部分を牽引したり、引っ張る整体や整骨院もあるので悪化させますので絶対にやめた方が良いです。
もし、通われているお店でそのような対応を受けているのであれば、すぐに変えることをおすすめします。
首が動く場合はどうすればいい?

寝違いといっても軽度のもので動かせる場合。
ちょっと違和感あるけど首を痛みなく回せる、または寝違えてから時間がある程度たっている時の対処方法としては、ストレッチを日頃から行うことが大事ですし、効果的です。
ストレッチの種類もたくさんありますが、今回はシンプルなものをご紹介しますね。
症状が軽い場合は首を直接揉むや動かすというより、肩の筋肉や肩甲骨や背中部分のストレッチをし、首への負担をなくしていく。
という方が今後の姿勢への意識づけにも良いかと思います。
肩甲骨のストレッチ
まずご家庭にあるタオルを用意してください。
1、タオルの端を両手でそれぞれつかみ、真上に上げる

2、そのまま後頭部側に、後ろにゆっくりと下す。

この動きは懸垂の運動に似ていますが、肩甲骨を背骨に引き寄せるストレッチになります。
肩から背中上部に効くストレッチです。
肩と首の付け根(僧帽筋上部)のストレッチ
※動かせるけど痛みが強い場合は、無理をせず安静にしてください。
右側を伸ばす場合
1,まず、右手を後ろにまわしてください

2, 左手で後ろに回した右手首を掴みます。掴んだ左手で、右手をゆっくり引っ張ります。

3、引っ張ると同時に首を左側に傾け、15秒ほど伸ばします。(左側屈)

左側を伸ばす場合は手を逆にすればOKです!首の付け根から肩の筋肉がピーンと伸びるまでストレッチしましょう。
それぞれ左右、3~5回ほどゆっくり深呼吸しながら、伸びている筋肉を意識しながら
伸ばしてみてください。
そもそも寝違えが起きる根本的な原因って?

軽い寝違いというのは、恐らく寝ているときの無理な体勢、姿勢などから一時的に痛みが出ている状態がほとんどです。例えば枕が合わない、うつ伏せで寝てしまう、決まった方向でしか眠れない、などですね。
しかし、普段の姿勢や体勢が身体に負担をかけてしまいます。立ち方、座り方、寝ているときの姿勢などで骨格の歪みは生じます。背骨がねじれたり、腰、首にかかる圧が変わるので、左右差のある筋緊張が生じます
枕が合わない場合は枕自体の固さなのか、高さなのか、個人差がありますが、横向きで寝るのであれば、首の負担を考えると枕は使った方が良いです。枕なしだと、首が床に倒れこむ形になるので首への負担が大きくなります。横向きも肩が内側に入る体勢になってしまうので長時間だと慢性化して、負荷が増長してしまいます。
枕次第で首が良くなるわけではなく、根本的な脊椎の歪みを整えた方が良いと思います。後述します。
カイロプラクティックは寝違えた首の痛みの解消にも予防にも効果的

寝違いによる首の痛みは要するに骨格の歪みで、背骨、特に胸椎や頸椎と深い関わりがあります。前述しましたが骨、関節、筋肉の筋緊張が生じているので、いわば複合型の症状というのが寝違いです。頸椎の複数箇所によるズレや、傾きが原因ですから、これらをカイロプラクティックで矯正し、可動範囲の拡大と周りの筋肉繊維の改善をしていきます。また今起きている症状を改善しながら、また同じ症状が出ないよう予防にも繋がります。
カイロプラクティックは骨格神経、筋肉の機能回復に極めて有効ですし、中でも当店のドクターカイロはDCの資格を有する長澤が監修しているお店です。長澤DCはもちろん、
スタッフもDCの教育を受けたスペシャリストですので、高水準の技術と経験を誇ります。
※DCはドクターオブカイロプラクティックの略称で、米国では医学博士に匹敵する医学知識を有し、
骨格矯正技術では世界最高峰の技術レベルを有する人物に与えられる資格です。米国政府公認資格となり、開業の際は各州の規定により各州公認資格となります。 米国ではプライマリーヘルスケアとの位置付けがあり、全ての病気方は、はじめにカイロプラクティックに来ていただいて DCにより診断された後に、
必要に応じて循環器系、内科、など他の先生にバトンを渡します。骨格、神経、筋肉に関しては引き続きDCが施術を継続することになります。 故に、多くの知識を有していることになります。
※当店のカイロプラクティックについて
定期的な身体のケアで痛みを防ぐことが大切
私たちの身体は24時間稼働しています。
食事をとった後歯を磨きますよね?毎日しっかり磨いていたとしても虫歯や歯周病になる可能性があるため、定期的に歯科医院でケアをする必要があります。
身体の方も同様に定期的なケアが必要不可欠です。
慢性化した筋肉の張りが、生活習慣の影響で寝違え首、ぎっくり腰などを生じさせます。
そうなる前に施術などでの治療が必要ですが、殆どの場合は痛みが出てからではないと行動しません。
自分の身体は自分の意志で、良くしていきたいですね。当店では東京中目黒、福岡博多店で営業しております。
首の痛みを治したい、改善したいと施術を受けてみたい方、相談してみたいという方は下のリンクからお問合せ下さいませ。皆様のご来店、お問合せお待ちしております。
執筆者紹介
こんにちは!ドクターカイロ、カイロプラクティックトレーナーの阿部です!
業界歴は6年以上、整骨院勤務を経て、米国政府公認学位DC(ドクターオブカイロプラクティック)をもつ長澤院長の下で日々、施術を行っております。最近では東京中目黒の方にも月1で出張しています!


