中目黒・博多のカイロプラクティック 米国公認ドクターオブカイロプラクティック・長澤監修の「ドクターカイロながさわ」は、博多駅徒歩2分・中目黒駅徒歩4分の立地で、本格的なカイロが受けられます。 東京・中目黒店の診療状況 【D.C.長澤院長の診療日】 5/9~16, 5/23~30, 6/6~13,6/20~27 【阿部先生の診療日】 5/17~22,6/14~19 WEB予約はこちら
よく足がしびれるけど…心配な症状の原因と対策 2016年10月03日 神経痛 そもそも、なんで足がしびれるの?? 一言に足のしびれといっても、しびれの出方によって様々な要因があります。 どのような感覚のしびれがあるかご存知ですか?しびれをカテゴリー別に紹介します。 感覚低下 これは麻痺に近いかもしれませんが、痛み、冷たい暖かいなどの温度、触った感覚が鈍くなっていたり完全に触られている感覚がないような状態のことを言います。 運動麻痺、筋力低下、脱力 これは体を動かすのが難しいような状態のことを言います。金力が弱くなってしまったり、身体に力が入らないような感覚があります。 異常感覚 安静にしているときなどでも、ビリビリやチクチクといった感覚が出てきます。これは、静止している時でも動いている時でも出ることがあり、場合によっては触った時などに一時的に出ることがあります。 足がしびれる原因について 足のしびれには大きく分けて3つの原因が考えられます。 ①血行不良 正座をしたときに足がしびれることがありますが、まさにあの状況です。正座している時は足の血流がせき止められ、血液がたまっている血管に神経が圧迫されているとしびれが出やすくなります。正座を崩し、血流を元の状態に戻せば神経への圧迫も軽減してしびれも引いていきます。 ②神経障害 神経には「中枢神経」と「末梢神経」がありますが、そのどちらにおきても影響があります。ダメージを受けている場所によって「中枢神経障害」か「末梢神経障害」に分けられます。 「末梢神経障害」である場合、運動神経や感覚神経、自律神経があるので身体を動かしにくい状態や痛みなどの感覚、冷たい暖かいなどの温度的な感覚異常に密接に関係してきます。 ③その他の疾患・病気など 中枢神経である脳に異常がみられる場合に、一時的なしびれや麻痺が出ることがあります。それが「脳梗塞」です。脳梗塞の前兆として、梗塞が起こる場所によって症状の出方や部位は様々であることは間違いないですが、視野が狭くなったり言語障害などが出たりする場合もあります。動脈硬化で血管が狭くなり血液の通り道が塞がってくると、手足にしびれが出ることがあります。短い時間であったとしても、手足に急にしびれが出た場合は脳梗塞の前触れの可能性があるので注意しましょう。 片方の足だけがしびれる場合 片側にだけ現れるしびれにもいくつか種類があります。 〈骨格・筋肉の構造的な問題による抹消神経障害〉 ・腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんへるにあ) 椎間板ヘルニアは、背骨のクッションである椎間板が構造上の負担から壊れてしまい、椎間板の中心にある核が神経の通っている部分に飛び出してきてしまっているような状態です。核が飛び出るときに左右どちらかに出っ張ることが多いので、症状も片側に出ることがおおいです。しかし、真後ろに飛び出した場合は両側に症状が出ることもあります。 腰椎椎間板ヘルニアの症状:腰痛、下肢の疼痛、しびれ、むくみ、足を上げる時の重み、感覚麻痺、運動麻痺、排泄障害など ・腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう) 背骨のところにある脊柱管という神経が通っている通路が、何らかの要因で狭くなり神経を圧迫ししびれや痛みが出るものをいいます。これは、長い年月をかけて骨格が変形して骨が尖ったような状態になっているのでその場合は手術をするしか方法はありませんが、軽い症状で日常生活に支障がでていなければ保存療法で周りの骨格のバランスや筋肉のメンテナンスをすることで状態をキープさせる方法も考えられると思います。 脊柱管狭窄症の症状:間欠性跛行(かんけつせいはこう)→歩行していると徐々に足がしびれたり痛くなってくる症状。少し休むとしびれや痛みは引いてくる。 〈脳疾患によるもの〉 ・脳梗塞、脳出血、脳腫瘍など 脳疾患は、発生場所が脳の中心部分でなければ左右どちらかの半身に症状が出ます。その中でも、脳梗塞と脳出血などは急にしびれなどの症状が出てくるので、急にしびれを感じた場合は特に注意が必要です。その場合は、早急に病院で検査を受けることをオススメします。 〈循環器の疾患によるもの〉 ・閉塞性動脈硬化症 この病気は、状態によっていくつかのステージのように別れていて一番軽度のステージにおいて冷感やしびれといった症状が出やすくなります。しびれの次のステージに移行すると、間歇性跛行という状態になり歩行が困難になります。この疾患は、4段階のステージに分かれていて最悪の場合は血流が悪くなりすぎて壊死することがありますので、冷感やしびれなどの体の変化を放っておかないことが大切です。 ほっておくと怖い将来考えられる症状 腰椎椎間板ヘルニアの場合、しびれの症状を放っておくとヘルニアの状態が悪化し椎間板から飛び出した髄核が神経に当たるようになってしまいます。 人によって症状の出方や感じ方が違ってくるので辛くない人もいるかもしれませんが、しびれの状態から感覚麻痺の状態に移行してくる可能性が高くなります。また、ごく稀に排泄障害に発展することもあります。痛みやしびれで歩行が困難になったり、排泄障害になれば更に日常生活で支障が増えることになります。しびれの原因はヘルニアだけではないので、しびれが出た場合は早めに一度病院などで検査を受けることをオススメします。 自分で出来る対策とは? 骨格が原因で神経に影響している場合であれば予防をしていくことは可能です。しびれが出てしまった場合は、病院での治療やカイロプラクティックなどの骨格調整を専門としている場所で適切な対処をしていくことが大事になってきます。 しびれが出ないように対策として出来ることは、筋力トレーニングです。姿勢の悪さなどから骨格の構造に負担が掛かり椎間板ヘルニアの状態になると考えると、腰の周辺の体幹と足の筋肉をしっかりと鍛え身体を正しい姿勢で保てるようにしなければいけません。そして一番最適なのが「スクワット」です!立位の状態で行いますので、お腹などの体幹にも効きますし、足の筋肉にもしっかりと負荷をかけることができます。また、日常的に筋力トレーニングなどを通して体を動かす習慣を身につけることが大切です。 まとめ 足に関わらず、しびれは体に現れる症状の中でもかなり重篤な症状です。なぜなら、身体に現れる様々な症状には段階があり疲労感くらいであればリラクゼーションマッサージなどの筋肉に対するアプローチで対処できることが多いですが、痛みや辛さを超えてしびれや感覚麻痺という状態にまで陥ると骨格や神経が関係してきます。 このような要因が重なると、自力ではなかなか症状を改善させることが難しくなってきます。また、このくらいならと見過ごしてしまいがちな症状でも先程の症状別にあったような重篤な病気である可能性が考えられるので、急に出てくる症状に対しては注意をしておきましょう。 LINE相談