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2016年07月19日
肘の痛み
肘の痛みでまず区分されるのは、それが内側なのか?外側なのか?ということです。
さらにはどの構造に問題があるか?が重要となります。
まず、内側であればゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)、外側であればテニス肘(上腕骨外側上顆炎)が有名だと思います。
この両者とも、肘を酷使することで発生します。
特定の場所を酷使すればすべて腱鞘炎と言われがちですが、腱鞘がなければ腱鞘炎になりません。
例えば上記のテニス肘、ゴルフ肘は何度も肘を酷使することで発生しますが、腱鞘炎ではありません。
多くの方は解剖学的知識がない故に使い過ぎ=腱鞘炎と勘違いしてしまっております。
顆とは肘の内側と外側にある骨の隆起部分で筋肉の腱の部分が付いています。
筋肉を使うたび一番に負荷のかかるのは、筋肉本体ではなく腱で、その腱と骨(上顆)の間の部分に大きな負荷がかかり痛みの原因となるのです。
今回は、特に内側ということなのでゴルフ肘が重要な症状となりますがゴルフをしなくても、肘の内側が痛む方は多くいます。
内肘の痛みはそれ以外もあります。それは頚椎(首の骨)からの神経が原因の症状です。
肘の痛みで最近多いのはPCのマウス操作です。しかしマウスの場合手首の動きが頻繁なので手首の痛みが肘より先に発生することが多いのですが、長い年月やマウスの使用頻度により内肘の痛みになります。
ここで問題になるのは、「腱」です。
腱とは筋肉と骨をつなぐ組織で、筋肉が動いた時に一番物理的な負荷がかかる場所です。
そのため、アキレス腱の断絶など筋肉の切断より腱の切断の事故が多いのもこの為です。
そして「腱鞘」ですが、これは腱の可動が非常に頻繁に行われる場所(手足の関節や指など)その腱が複数集まる場所に多く、それぞれの腱の動きをよりスムーズに摩擦を低下させる機能があります。
例えば自転車のブレーキワイヤーにチューブ状のパイプがありブレーキワイヤーがその中を通りますが、これによりワイヤーの動きが滑らかになり、ブレーキ部分にしっかりと力がかかります。
体も全く同じ構造で、手首がどのように曲がっても力が末端まで届くようにするため、このような仕組みとなっています。しかし、その機能以上に動かしたり負荷をかけると腱鞘に炎症が起こり内部にある滑液が過剰に分泌されたりして、腫れと痛みを伴う状態です。
腕の神経は頚椎(首の骨)から伸びており、首の部分に問題があるケースです。
例えば交通事故などの鞭打ちや、複数回の寝違い等も原因となります。
特に頚椎7、8番、胸椎1番は内側部分の肘に神経支配があります。
また、大きな事故などがある場合はその損傷具合にもよると思いますが、そのような事がない場合、上記のように頚椎の個別の神経により症状が成立している可能性があります。
この類の痛みは、首の骨の矯正が必要になるために非常に慎重な対応が必要となります。
間違っても安易に【自分で首をボキボキすればいい】とは絶対に思わないように注意してください!
当店ではカイロプラクティック施術にて、首だけでなく全身の骨格のバランスを整えていきますので、改善していくお客様が非常に多いですよ!
神経が体の中を通る時、特に腕の神経は、上記のように首の神経が合わさり、肘の方向へ神経支配をしていきます。この時神経は筋肉の合間や骨格の合間を縫って腕まで到達します。
その際、筋肉の部分的な収縮や、筋肉と骨格の間が狭い場合、これらのスペースの減少により肘の痛みを起こすことがあります。このような症状を胸郭出口症候群といいます。
野球で例えるなら、投手がなりやすいものです。
ピッチングの際、投げ込みでの酷使、ピッチングフォームの影響による筋肉の圧迫などから胸郭出口症候群が発生し、肩、肘を痛め、痺れが出るケースです。
主に原因となる筋肉を細かく言うと長くなるので、ここでは割愛し、後述していきますね。
まず何度も同じ動作により起こるケースですが、これは間違いなく、その動作を控える必要があります。例えば、ゴルフが原因として内肘が痛ければゴルフの練習を減らすことが必要です。
しかし多くの方は練習量を減少させることで、スコアの停滞などを気にされます。
「練習しなければ技術レベルが低下してしまうのでは…?」
と不安になるのも無理はないですよね。
プロの方ですら不安に駆られて、痛みを我慢してプレイに励んでしまいます。
実際にプロスポーツ選手で、練習しすぎて痛めたというケースは数知れず…
そうして怪我をしてまで大会に優勝したり、好成績を残すと美談のように語られたりしておりますが個人的には、あくまで結果論の話ですから、真似はしてほしくないと思います。
そのような時は今一度基礎を大切にして頂いて、基礎的な下半身、上半身のウェイトトレーニング等の他のトレーニングに切り替えることをお勧めします。
上記に挙げたようにマウスの操作が挙げられますが、これは手首な過度の動きが原因です。
手首の代わりに親指を使うことで手首の損傷を防ぐ事が出来ます。
例えばトラックボール型のマウスを親指でボールを回すタイプであれば手首は全く動きません。
さらに、手の中でも最も可動域の大きい親指を使うことは非常に理想的な環境です。
まず神経組織に大きな事故等で損傷がないことが前提です。
神経組織の話の際にお伝えしましたが、肘の神経は首からきています。
この神経は脊椎(首や背中の骨)の間から伸びており、様々な組織に神経を行き渡らせます。
その脊椎にズレや歪みがあると、この間から伸びる神経の伝達機能に影響が出ます。
このズレや歪みを正せば、肘の痛みは解消します。
骨格関連の施術する時は少なくとも、胸椎や頚椎の矯正が必要とされます。
しかし、施術者の技術力が低い場合、思ったような効果が出ないことがありますし、それ以前に施術者の知識(解剖学など)が浅いものだと、危険な事さえ起こりえます。
少なくともマッサージやストレッチのみで、改善するものではありません。
何度も反復した動作をしていない、大きな事故も記憶にない場合、長い年月をかけて出来た慢性的な骨格の歪み、ズレが原因となります。
筋肉などの部分的な収縮により神経を圧迫する場合、特に小胸筋付近が非常に問題となります。
小胸筋の下には腕に行く神経が通過しており、この部分の圧迫は内肘を含めた神経的な痛みや症状の原因となります。
実はこの小胸筋は、上記にも触れましたが胸郭出口症候群の原因部分としても知られています。
もし、この小胸筋が原因であれば単純にこの筋肉を伸ばし、
マッサージすることで症状の減少が見込めますが、
「そもそも何故にこの筋肉がこのように硬く収縮してしまったのか?」
と言う原因を同時に考えなければなりません。
でなければ、再発を繰り返す恐れがありますからね。
さて、いかがだったでしょうか?
このように肘の痛みでもその原因や場所など、非常に様々で痛みの部分だけを診ることは非常に問題です。
他の部分が原因、もしくは他の部分を複合的に含むことがあります。
よって、原因は常に一つではありません。
体はそのように単純ではないですから、多方面に考えられる知識と技術が必要です。
ドクターカイロながさわでは、米国で業界最高峰の資格を持つ長澤院長監修の元、医学療法に基づいた本格的なカウンセリング・施術が受けられます。
お客様の「どこに行けばいいのか?どの施術が適切なのか?」などの不安を解消するため、お客様の悩みを全て聞かせていただき、一人ひとりの症状に合わせた適切な施術を行います!
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