腰痛だけではないゴルフからくる首・肩の痛み
目次
-腰→“姿勢の作り方、骨盤や骨盤周りの硬さ、腰や足の筋肉の炎症”
ゴルフによる首・肩の痛み・腰痛とは?

こんにちは!ドクターカイロながさわ副院長の小西です。
学生時代から米国公認カイロプラクターのもとで修業を積み「ひとりでも多くの人の身体のツラさを減らしたい!!」という情熱に燃えているカイロプラクターです。
「ヒトの身体にたずさわる者として学びに終わりはない!!!」と、現在も日々奮闘しております。
さて今回はゴルフがきっかけで起こる「首・肩の痛み」について、私が実際に見てきたことも交えながらお話していきます!
今回はタイトルにもあるようにゴルフについてなんですが、皆さんゴルフをしたことはありますか??
私は小学生の頃にパターゴルフを一度だけやったことがあります。
パターゴルフはテレビでよく見かける遠くに飛ばすゴルフとは違って、最初から地面の上をコロコロと転がすようにしてゴールを目指すような初心者向けのものです。
あの時の思い出といえば、パターであるにも関わらずボールにかすりもしなかったこと・・・(笑)
「ゴルフって難しい」と幼心に感じておりました。
そんな技術の繊細さや、ボールを飛ばすとなるとある程度のパワーも必要となる「ゴルフ」。
「ゴルフって走り回るわけじゃないし楽そう!」「普段運動してない私でもできそう!」こんな風に考える人多いのでは??
たしかにゴルフは激しく動き回るスポーツではないので「ゴルフしたから息が切れる・・」なんてことにはならないでしょう。
では、どんな動きが首や肩に負担をかけて痛みを出すのでしょうか?
ゴルフの特徴として、“左右で違う動き”“身体のひねりを使う”のふたつが挙げられます。
左右で違う動きをすると、どうしても関節の動きや筋肉の柔らかさにも差が出てきてしまうので体のバランスが崩れやすくなってしまいます。
身体のひねりを使うと、もしも関節や筋肉が固くなっていて動かしにくい状態だとして、カラダに無理が出てしまってどこかが痛くなってしまっても不思議ではありませんよね?
「これからゴルフを始めようとしている人」や「既にゴルフをしている人」
皆さんがケガをすることなく楽しくゴルフを続けられるように、次の項で部位別の原因を考えていきましょう!
部位別の症状の原因は?
さあ、ここからは部分別の原因です!
【1】首→“前かがみの姿勢、首の筋肉の炎症”
【2】肩→“首や背中の関節のズレ、肩や腕の筋肉の炎症”
【3】腰→“姿勢の作り方、骨盤や骨盤周りの硬さ、腰や足の筋肉の炎症”
今回は首・肩だけではなく、カラダ全体で痛みが出やすい部分も含めて解説していきます!
【1】首→“前かがみの姿勢、首の筋肉の炎症”

“ゴルフ”と“首・肩の痛み”の関係についてまずは説明していきます。
「ゴルフで首なんか動かさないんだから、首や肩が痛くなるなんて想像できない!」と思ってませんか?
そうですね!首はそんなに動かさない、むしろ“固定”します!
そして、ゴルフは少し前かがみの姿勢でボールをしっかり見てスイング動作に入るんですが、実はこの姿勢が首にかかる負担が大きいって知ってましたか?
頭の重さは“ボーリングの玉と同じくらい”の重さがあると言われていて、前かがみになるとボーリング玉を首の筋肉だけで支えないといけません!!
(首ってそんなに鍛えられる場所でもないのでツラそうだと思いませんか??・・・)
スイングの動きで、頭の重みを支えている筋肉が耐えられなくなった瞬間に「イテテ・・・」
炎症がおきているうちは寝違いをしたときのような痛みと、炎症の部分を触ると熱をもっている感じがあったりするのでチェックしてみるといいかもしれません!
そして、首は全身の中でも特に重要な部分です。
もしも仮に大きなケガで痛みが出ていた場合は対処方法が変わってくるので、一度は病院で検査を受けると安心ですね。
【2】肩→“首や背中の関節のズレ、肩や腕の筋肉の炎症”

私がこれまで担当させていただいた方の中にも「ゴルフをしていて肩が痛くなった」と症状を訴えてくる人は沢山いました。
原因は細かく分けると様々ですが、割合多いのは“肩や腕の筋肉の炎症”による痛みです!
そして、腕の筋肉の炎症で痛みが出ている人たちが口をそろえたように言うのが「いつも肩に力入ってる気がする」もしくは「力が入りすぎだと指摘される」といった内容です。
ここで問題なのは、ゴルフのスイング動作で“力が入ってしまう”というところです。
肩や腕に力が入った状態で動いてしまうと肩や腕の力でボールを飛ばそうとするので筋肉に大きな負担がかかって、痛みの原因になる炎症をおこしてしまうからです。
「それなら、とにかくリラックスして打てば大丈夫!!」と思うかもしれませんが実はそういうことでもないんです。
ゴルフ歴何十年のベテランの人でも、プロゴルファーでも身体を痛めることはあるんであるんですよ!
どうして上級者でも肩を痛めることがあるのかというと、それはもう一つの原因“関節のゆがみ・ズレ”に関係してきます。
ゴルフではボールを飛ばすために「出来るだけ早く、大きくスイングしたい」と考えて、“瞬間的にカラダをひねる動作”が出来上がってしまいます。
これが“骨格のゆがみ・ズレ”を引き起こしている可能性があります。
“骨格のゆがみ・ズレ”というのは『関節が正しい位置ではないところでロックしてしまっている』というイメージです。
骨格に問題が出てくると“神経”にも関係します。
「筋肉動け!!」と脳から命令が出ても背骨がズレていることで命令がうまく伝わらないので筋肉がうまく動いてくれず「カラダが言うことを聞かない」状態になります。
ゴルフだけではなく様々な運動の場面でケガをするリスクが高く、神経の負担から痛みが出やすいので注意が必要です!
【3】腰→“姿勢の作り方、骨盤や骨盤周りの硬さ、腰や足の筋肉の炎症”</4>

まずは、ゴルフの動きの部分から考えてみましょう!
ゴルフの最初の姿勢は少し前かがみの状態なのはイメージできますか?
その前かがみの姿勢から身体を左右に大きくひねっていかないといけません。
ゴルフをしたことがある方は分かるかもしれませんが、腰から回転させるようにして身体を大きくひねります。しかし、この部分がとても重要でもあり危ないところです!
どうして危ないのかというと、前かがみの姿勢を作るときに猫背のように背中が丸くなっていると腰に大きな負担がかかってしまうからです。
猫背の姿勢は、「筋肉がうまく使えていない」=「骨格のサポートが出来ていないので腰への負担が大きい」というように腰の部分を痛めてしまう原因になります。
いかに“背中がまっすぐ伸びたキレイな姿勢でスイング動作をすることができるか?”というところが腰に負担をかけないポイントになってきます!!
次に、姿勢以外の部分で痛みが出てしまう原因について考えてみましょう!
皆さんは身体の柔軟性に自信ありますか?
(ちなみに私は昔から恐ろしいくらいにカラダが硬いので、たまに悲鳴を上げながらストレッチしています。笑)
ゴルフをされている方の中にも、私と同じように「子供のころからカラダが硬かった!」という人がいらっしゃいませんか?
しかし、一口にカラダが硬いといっても筋肉が硬いだけではないんです!
「筋肉」+「関節」この2つが身体の柔軟性、つまり一般的に言われているカラダの硬さを決定している要因になっています。
なので、ゴルフ中に腰を痛める原因として「腰や足の筋肉」と「骨盤の関節」の硬さが考えられるんです!
- 腰や足の筋肉が硬いのにゴルフの動きで無理に伸ばされて“炎症”がおこる。
- 骨盤の関節が硬くて動かないのに無理に動かして骨盤がズレて“神経に負担がかかる”。
この2つがゴルフの動きで腰が痛くなる直接的な原因であることが多いと思います。
普段からカラダが硬い自覚がある人は、“筋肉”と“関節”の柔軟性を意識してケアをすることが大切です!
適切な対処方法
それでは、ゴルフなどの運動をしてもカラダが痛くならないように対処方法をおさえておきましょう!
①動きの基本となる関節の動きを正常の範囲に戻す→“骨格調整(カイロプラクティック)”

②筋肉の柔軟性を関節の可動域に合わせて調整する→“マッサージ”“ストレッチ”

先ほどカラダの柔軟性を決めるのは「筋肉」+「関節」という話をしました。
カラダの柔軟性(可動域)を改善することで、運動しやすくてケガをしにくい状態にしていくことができます!
カラダの土台となる骨格の位置を整えて、筋肉の硬さを取ることで“炎症”での痛みのリスクを減らしていきます!
また、基本的には「骨格」→「筋肉」の順番にメンテナンスをした方が、施術の効果や状態の改善が分かりやすいと思います。
マッサージやストレッチの部分は頑張れば一人でもメンテナンスできますが、骨格ゆがみは自力でどうにかできるものでもありません。
(私も痛みに耐えて涙を流しながら自力でストレッチはできますが、自分の骨格調整はできませんからね。笑)
メンテナンスをしてみようと考えられている方は、骨格や筋肉を専門に勉強している“カイロプラクティック”のお店などをおススメします!
ゴルフなどの運動だけではなく身体の不調がある方は、一度相談してみるのもいいかもしれません!
まとめ
ゴルフで身体が痛くなる原因は分かりましたか?
激しく動き回るイメージのない“ゴルフ”ですが、カラダが痛くなる要因はいくつかありましたね。
大切なのは、“正しい姿勢”を作ること、“柔軟性”を意識したメンテナンスを日頃からしておくこと。
この部分を理解して正しいメンテナンスをすることで、今後も楽しいゴルフ人生を送れると思います!
メンテナンスをしたい方は筋肉や骨格の専門家である、カイロプラクティックのお店に足を運んでみてください。


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