「指先の冷え」でお悩みの方へ、自宅でできる冷え性対策!
目次
-まとめ
執筆者:長澤 一輝のご紹介
こんにちは、D.C.(カイロプラクティックドクター)の長澤です。
DCというのは「ドクターオブカイロプラクティック」の略称で、米国では医学博士と同等の知識を持っています。
骨格矯正技術では世界最高峰の技術レベルを取得していることになります。
この資格の取得には4年の米国留学が必須とされます(語学力がアメリカの大学レベルの講義ついていければ)。
私自身は高校生で渡米したため合計で8年ほどの米国留学となります。
日本に戻ってきてからはお客様の様々な症状を対応しながら、一時は学校で講師を務め、多くの方々へ施術家としての技術や知識を提供してきました。
現在では博多、東京にて施術をしており、臨床経験は今年で20年となります。
指先が冷える!末端冷え性になりやすい人とは
まず冷え性の方は、冷房が効いた部屋に長く居る事で身体が冷え切るなど、環境による温度の変化なども影響しますが、夏の暑い季節であろうと体温が低く、手足、指先が冷たくなりやすいです。
ほとんどが自分自身の体温調整のコントロールが出来ていない事が多いのですが、これは自律神経に深く関わります。
自律神経は生命活動において重要な役割を担うので、バランスが乱れる事で冷え性だけでなく様々な症状が起きます。
また、運動不足や不規則な食生活、生活習慣が原因にもなるので、次項で更に詳しく話をしていきますね。
冷え性の原因とは
① 自律神経の乱れ
私たちが生命活動の維持ができているのは脳、脊髄へ指令を送る「中枢神経」と、「自律神経」というのが心臓や各内蔵器官、各部位へと繋がっており、私たちの意思とは関係なく、自律的に血液循環などによってエネルギーを供給しているからです。
自律神経は【交感神経】と【副交感神経】と2つに分かれ、交感神経は「闘争/逃走」副交感神経は「休息/消化」の反応を意味します。
お互いが天秤に乗っており、それぞれが微妙なバランスで機能が向上したり低下したりします。
自律神経は脳の視床下部、脊髄から抹消まで神経がのびており神経伝達により各器官の役割を果たします。
体温調節にフォーカスをあてて言うと、私たちが「寒い!」と感じた瞬間にブルブル身震いしますよね?
まさにこの時に皮膚の末端から脳へ神経伝達され、「体温を一定に保つために血流の流れを制限してください!」と指示がくるわけです。
ブルブル震えているのは筋肉を震わせて温度を上昇させようと血管を収縮して、熱やエネルギーの生産などを行うためですね。
これをすることで心臓や肝臓など重要な臓器へ血液が送られ、体温を維持しようとします。
皮膚の表面の温度を低く保ち、体内の温度を逃がさないようにします。
逆に体内が熱すぎると血管を広げて、汗をかいて熱を逃がす作用があります。
このシステムや、切り替えがうまくいかなかったらどうなるでしょうか?
体温調節がうまくできず、冷え性だけでなく不眠症や、ストレスによる過労など不調をもたらします。
② 運動不足などによる血液循環の悪化
また、血液循環の悪化は筋肉量が少ないのも一因として挙げられますが、運動不足も原因の一つです。
手足の指先などの末端が冷えるのは、単にこういう血液循環がうまくいっていない為で、あまり締め付けが強い下着を身に着けたり、女性の方はヒールを履かれたりすると常時ふくらはぎの筋肉を収縮させてしまい、体温調節の指令が伝わりづらい状態になり、血液循環が悪くなりやすいので注意が必要です。
③ 体を冷やす食生活、不規則な生活習慣
あまり冷たい飲料水や食べ物ばかり摂取すると体内の温度が低下してしまい、冷えの原因となります。
食事は毎日行うものですから、良質なたんぱく質をとる、炭水化物や脂質、など栄養バランスのいい食事をとりましょう。
「ショウガ」や「根菜」が体を温める作用があるのでおススメと言われています。
自宅でできる冷え性対策とは?
さて、自律神経の話をしていきましたが、冷え性の原因として食生活や運動不足が挙げられます。
当店では冷え性対策としては特に運動を推奨しています。筋肉量を上げて、免疫力、代謝を上げていく必要があります。
しかしいきなり激しい運動はケガに繋がりますので、自宅で出来る簡易的なストレッチを行っていただいて、筋肉を刺激し、リラックスして血液循環を促進しましょう。
◆アキレス腱のばし
①壁に手をつきます。(壁に手をつくのは転倒防止のため)

②そのまま足を前後に置き、前の足を曲げ(できれば90度くらいまで)、後ろ側の足にテンションをかけていきます。
アキレス腱をゆっくり伸ばす事を意識してください!
20秒ほどで前後ろを交代します。3セットほど行うと良いですね。

◆グーパーストレッチ(手と足の指先の運動)
①手をまっすぐ伸ばし、グー、パーと手を開いて閉じて、繰り返し行います。
40~50回ほど行いましょう。
最初はかなり疲れるかもしれませんがぽかぽかしてくるのがわかるかと思います。
②座って行います。足のじゃんけんの要領です。
まず足をのばし、力をこめてつま先を丸め「グー」の形を作りましょう。

その後に指先を開いて「パー」の形を作ります。これを30~50回ほど繰り返すとポカポカしてきます。

◆つま先立ち&かかと足立ち
①壁に手をついて、つま先立ちを行い、かかとをリズムよく上げ下げ
②今度はかかと立ちをし、つまさきをリズムよく上げ下げ
それぞれ15回ずつ2~3セットほど行うとポカポカ暖かくなってきます!
軽度のストレッチですが、これを習慣化するだけでも変わってくると思います。
ご自身でストレッチポールやバランスボールなど道具をうまく使ってストレッチすることも大事ですが、下手に動かして足が吊る事や、身体を痛める事も考えられるので、注意しながら動かしてくださいね。
カイロプラクティックと冷え性の関連性
冷え性の原因のところでカイロプラクティックと自律神経との関係について少し触れましたが、自律神経関連の症状において、骨格調整、カイロプラクティックが非常に有効です。
これは脊髄から自律神経が出ている点と、日常生活や運動不足などから生じる背骨の歪みが原因で、神経伝達がうまくいかずに、副交感神経が活動しにくくなるので、自律神経の乱れが起きるからです。
骨を正しい位置に戻し、関節の可動域を戻すと同時に自律神経機能の正常化を図ります。
交感神経優位だとストレスを感じやすく、イライラしやすいだけでなく体温調節に関しても不調をきたすのでカイロプラクティック施術が非常に有効です。
ですが、背骨だけ整えればいいという話ではありません。
私たちは二足歩行なので身体を動かすために、複数の関節、筋肉が連動しています。背骨だけでなく、骨盤や頸椎など含め、全体をしっかりバランス良く根本的な部分から対応するべきです。
まとめ
いかがでしたか?
冷え性は食生活や運動不足を解消することである程度、改善はみられると思いますが、サロンやエステにいき、筋肉の一時的な緊張を解すことはあっても、根本的な身体の歪みまではケアできません。
自律神経はストレスや生活習慣が不規則になると、様々な症状を引き起こします。
特に神経の改善と聞いても目に見えない分、わかりづらく、また解剖学知識や技術が乏しい店舗や治療院ですと不安でしょうし、逆に身体を悪くされる方もいます。
当店の多くのお客様は他店で悪くされて、当店まで足を運んでいただく方もおられますが、そのほとんどがカイロ施術後には施術前との身体の変化、身体の改善を実感して頂いております。
特に睡眠の質が変わっていき、疲れもとりやすくなるので自律神経系の症状はもちろん、冷え性改善のお役立てが出来るかと思います。
カイロプラクティック施術を受けてみてください。
どこに行ったらいいかわからない場合は当店のようにDCの先生の治療院をお探しいただくか、博多、もしくは東京の中目黒に定期的に長澤DCが出張施術を行っております。
ご希望の方は下記のバナーよりご予約いただくか、ご相談くださいませ。


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