中目黒・博多のカイロプラクティック 米国公認ドクターオブカイロプラクティック・長澤監修の「ドクターカイロながさわ」は、博多駅徒歩2分・中目黒駅徒歩4分の立地で、本格的なカイロが受けられます。 東京・中目黒店の診療状況 【DC長澤院長の診療日】 2/ 7~14, 2/21~28, 3/7~14, 3/21~28, 【阿部先生の診療日】 2/15~20, 3/15~20 WEB予約はこちら
なんだか顎がゴリゴリ鳴る!?気をつけたい顎関節症の特徴 2016年09月08日 関節の痛み 目次 ・顎がゴリゴリ鳴るのは何故? ―顎の特徴的な構造 ・顎関節症とは? ・自分で出来る対処法・予防法とは? ・それでも治らない場合は? ・まとめ 顎がゴリゴリ鳴るのは何故? お客様の中には様々な症状で来店される方々がいますが、意外に多いのが顎関節、いわゆる顎の関節の違和感に関する症状です。顎の関節、顎関節の場合、歯医者が問題解決の相談先になることが多いのですが、それはあくまで噛み合わせなどが理由になります。あとは親知らずなどの歯に自体の痛みが顎まで広がることで症状が出てきます。 お客様自身では、そもそも顎の痛みがどこから来ていて原因がどこにあるのかがよくわかりません。そして、顎の痛み以上に多いのが顎の関節の動きの際にゴリゴリ音がなることです。ほとんどの方で音の大小はあっても何か音がなることがあります。 気になるか、気にならないかはどのタイミングでゴリゴリ音が鳴るかによります。食事の最中常にするのか、顎を限界まで大きく開いた時になるのか。食事の際になる場合、顎の可動域は比較的小さく、その小さな可動域において異音がするので、あまり良い状態ではありません。対して顎を可動域限界=口を限界まで開けた場合、ゴリゴリと音が鳴るときはそこまで症状的に悪くありません。 この音が鳴ることが続くことで、関節部分に摩擦や負荷がかかり、その事が原因で顎の痛みに発展します。ですから、顎が鳴るなぁ程度で放置しておくとその後大変な事になるかもしれません。 顎の特徴的な構造 顎が仕組みですが、顎の関節は実は悪く言えば非常に不安定で良く言えば可動域の大きい自由度のある関節です。これは顎の関節の独自の構造によります。 顎には他の関節には珍しい関節円板という軟骨状のものがあります。実はこれが関節の内部にあることで、関節を上下に分けるような構造になります。この事であたかも一つの関節ではなく 二つの関節が上下に位置しているかのような構造になります。そしてこの関節円板がある事で、顎は単純に開く閉じるという動き以外に顎を前に出す、顎を横に移動という可動も可能になります。 この事からも、顎の関節はみなさんが思うよりかなり複雑な動きをする関節なのです。このような複雑な動きは関節にある靭帯で保持することは難しく、ほとんど筋肉の動きに左右されます。そして、その筋肉は左右に全く同じ筋肉が配置されています。顎を完全左右対象で動かすには左右の筋肉が全く同じタイミングで収縮、弛緩をくりかえすことが絶対条件となります。 しかし、私たちが物を食べていく時に左右の歯で物を噛むことはほぼありません。常にどちらかの奥歯や、前歯で物を噛んだり、噛みちぎったりします。この日常的な噛み方が左右の筋肉の状態に変化を与え、それが顎の関節の可動に影響し最終的にゴリゴリと音が鳴ることになります。 顎関節症とは? 顎関節症とは、顎の関節が由来の、痛み、炎症、可動域の不具合などを示します。しかし その原因範囲は結構大きく、顎関節に関わる、筋肉、靭帯、上記で書いた関節円盤、関節の軟骨、骨格自体の異変にとなります。 しかし、お客様が上記の内容を考えて病院行くことはほぼなく 単純に顎が痛いで病院、特にこの場合歯医者さんに行くことになります。しかし、顎が痛くても、原因が親知らずなどの歯から来ることもありますし。カイロプラクティックの分野で考えれば頭蓋骨のズレ、頚椎のズレからも顎関節の異常を誘発します。 そもそも、原因範囲が非常に広いので歯医者さんでも原因がわからないことがあります。仮に親知らずを治しても顎の症状が変わらない時もあります。顎の特性上、何かの事故で顎が痛くなる可能性は少なく、長い月日をかけて徐々に原因が構築されているケースがほとんどです。 自分で出来る対処法・予防法とは? 自分でできる対処法ですが、まず鏡に向かって前歯をしっかり見えるように口を開け、上の歯の下の歯が縦に揃っていることを確認してください。もしこの時点でズレがあればすでに顎の可動に問題があります。 次に顎をゆっくり開けたり閉じたりします。この時に上の歯と下の歯の縦のラインに沿って動いていれば問題なしです。 もし歯が左右にブレながら開いたり、閉じたりしている場合、可動の途中で、別の顎の動きが合わさっています。これは明らかに問題ですね。この場合、さらにゆっくり顎の動き、歯の動きに注意しながら口を開けたり閉めたります。そうすると、特定のパターンによって顎が動いていることが見て分かるでしょう。その普通ではないパターンが問題です。この時に例えば顎が左に動きながら口が開いたり閉じたりする場合、左側の顎の筋肉が右の顎の筋肉より強く先に顎を左に引っ張っている可能性があります。 逆も然りです。パターンは人により異なりますし、様々なパターンがあります、単純なものから複雑なものまでありとあらゆるパターンが存在します。単純なものならば顎の筋肉(耳の斜め前下にある筋肉です)や頭の横にある筋肉を押してみてください。おそらく痛みがあると思います。これらの筋肉をマッサージすることで一時的に症状が緩和することがあります。しかし、筋肉もそれだけではありませんしそもそも複雑な構造なので、皆さんが一人で何かをするには限界があると思われます。 あとは日頃から左右の歯を使って物を食べる習慣をしっかり身につけてください。 それでも治らない場合は? 近くの歯医者さんに一度ご相談を進めます。顎のレントゲンを含めて、歯の噛み合わせ等も検査して頂けます。 それでも治らない場合、頭蓋骨や、頚椎のズレによる痛みの可能性、顎の筋肉の左右の非対称性が原因となります。その際は、カイロプラクティックの技術が必要になるため当店にご相談頂ければと思います。 今までにも、お客様で、実は腰痛や頭痛以外で顎が気になると言われる方も多くその方々も歯医者さんに行かれることで改善したり、当店の施術により改善される方もいます。 まとめ 顎関節症は単に顎の痛みや口の可動域かと思われるでしょうが、痛みや可動域低下の原因が非常に多岐にわたり、診断が非常に難しい症状です。そして、単純に顎が原因でない場合検査範囲が頭蓋骨や、頚椎に至ります。 一人で対処出来ない事もありませんが、症状の原因が単純な時に限ります。顎に違和感、痛み、可動域低下が気になる方は一度ご相談してください。良心的なお店ならきちんと、個人で出来る対処法を教えて頂けるはずですし、診断も施術もしっかりしているはずです。