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MMCカイロプラクティック脳神経頭痛顎関節骨格・骨盤の歪み
投稿日
2026.09.07
最終更新日
2026.09.01

小顔矯正で顔の骨は小さくなる?D.C.が解剖学から考える「変わって見える」理由

執筆: 長澤一輝, D.C.
米国Cleveland Chiropractic College卒業
Doctor of Chiropractic(D.C.)専門職学位取得
臨床歴25年以上
活動拠点: 銀座・虎ノ門エリア、福岡天神

YouTube:
https://www.youtube.com/@Nagasawa_Drofchiropractic

「小顔矯正で頬骨を押せば、顔の骨格そのものが小さくなるのでしょうか?」

先に私の答えを言います。

成人の顔面骨を手で押して、骨そのものを小さくしたり、恒久的に顔幅を狭くしたりするという説明には、解剖学的に無理があります。

ただし、施術後に「少し顔がすっきりした」「輪郭が違って見える」という変化まで、すべて否定しているわけではありません。

ここは分けて考える必要があります。

顔の見え方は、骨だけでは決まりません。皮下脂肪、むくみ、表情筋、皮膚、光の当たり方などでも変わります。実際、顔へのマッサージによって数mm程度の輪郭計測値が変化した小規模研究もあります。

しかし、見た目が変わることと、顔面骨を押して骨格そのものを小さくすることは同じではありません。

2026年8月31日のLIVEでは、この違いをかなり強く話しました。

目次

  • 顔面骨は「押せば位置が変わる部品」ではありません
  • では、なぜ施術後に小さく見えることがあるのか
  • むくみと骨格矯正も別の話です
  • 小顔を考えるなら、まず何を見ればいいのか
  • メディセルを使う理由は「顔の骨を動かすため」ではありません
  • 顔の左右差が急に出た場合は美容施術より医療機関を優先してください
  • FAQ
    • 小顔矯正を1回受けて顔が小さくなった気がします。全部錯覚ですか?
    • 頬骨は手で内側へ押し込めませんか?
    • むくみが原因ならメディセルを受ければ必ず小顔になりますか?
  • この記事の結論
  • Dr.Kazへの相談・予約
  • この記事の一次情報
  • 参考資料
  • 腰椎分離症とは何なのか
  • 画像に名前が付くと、人はそこを原因だと思いやすい
  • Dr.Kazは何を確認するのか
  • 「分離した骨をカイロで元に戻す」という話ではありません
  • 分離症と腰痛には関連もあります
  • カイロ×メディセルではどう考えるのか
  • 医療機関を優先すべき腰痛
  • FAQ
    • 腰椎分離症は一生治らないのですか?
    • 分離症があるのに痛くない人も本当にいますか?
    • 分離症と言われたら運動してはいけませんか?
  • この記事の結論
  • Dr.Kazへの相談・予約
  • この記事の一次情報
  • 参考資料
  • MRIは非常に重要です。でもMRIだけでは分からないこともあります
  • 症状がない人のMRIにも変化はかなり見つかります
  • しびれがないならヘルニアではないのか
  • Dr.Kazは何を確認するのか
  • サブラクセーションという別の視点
  • Adjustment後に同じ動きをもう一度見る
  • メディセルを組み合わせる場合
  • すぐ医療機関へ相談してほしい症状
  • FAQ
    • MRIで「かなりひどい」と言われたら症状も重いのですか?
    • ヘルニアがあってもカイロを受けられますか?
    • MRIを持っていった方がいいですか?
  • この記事の結論
  • Dr.Kazへの相談・予約
  • この記事の一次情報
  • 参考資料
  • 「硬い=悪い」とは限りません
  • カイロプラクティックとメディセルは同じことをしていません
    • カイロプラクティック
    • メディセル
  • 一番重要なのは「施術前と施術後を比べること」
  • LIVEで実際に感じた「緩めすぎ」
  • サブラクセーションを見つけても全部アジャストしない
  • メディセルも「筋膜を全部剥がす」ものではありません
  • なぜ当院はコンビネーションを重視するのか
  • FAQ
    • カイロとメディセルは毎回両方受けた方がいいですか?
    • 施術時間が長い方がお得ではありませんか?
    • 身体が柔らかいほど良いのですか?
  • この記事の結論
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  • この記事の一次情報
  • 関連する当院の記事
  • 私自身はDoctor of Chiropractic(D.C.)を取得しています
  • なぜ資格や教育歴を見る必要があるのか
  • WHOにもカイロプラクティックの教育・安全性ガイドラインがあります
  • 私が施術者を選ぶならここを見る
    • 1. どこでカイロプラクティックを学んだのか
    • 2. 問診をきちんとするか
    • 3. 実際に身体を確認しているか
    • 4. 全員に同じ施術をしていないか
    • 5. 施術後に再評価するか
  • サブラクセーションを見ることも「触って当てるゲーム」ではありません
  • D.C.でなければ絶対ダメなのか
  • 「治せる」という強さより「必要なら医療へ送れる」こと
  • FAQ
    • D.C.は日本の医師資格ですか?
    • WHO認定のカイロプラクター資格があるのですか?
    • 施術者の資格はどこを見ればいいですか?
    • 長年施術している人なら資格は関係ありませんか?
  • この記事の結論
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  • 参考資料

顔面骨は「押せば位置が変わる部品」ではありません

成人の顔は複数の骨からできていますが、下顎骨を除けば自由に動かせる関節として並んでいるわけではありません。

人の頭蓋には22個の骨があり、そのうち14個が顔面骨です。下顎骨には顎関節がありますが、頬骨、上顎骨、鼻骨などは、主にsuture(縫合)と呼ばれる線維性の結合によって連結されています。

ここはLIVEで私が「顔面の骨は関節ではない」と話した部分です。

ただし、公開記事として一つ正確に補足しておきます。

顔面骨の縫合は「完全に一体化して一切の微小変形も起きない」という単純な構造ではありません。一部の顔面縫合は成人後も解剖学的に残っています。咀嚼などによる機械的負荷を受ける構造でもあります。

それでも、美容施術で外から押すことで、成人の頬骨や上顎骨を美容上意味のある幅だけ移動させ、その位置を恒久的に保持できるという根拠にはなりません。

顔面骨を実際に大きく移動させる医療では、顎顔面外科などで骨切りや固定を伴う処置が必要になります。

「手で押せば骨が中へ入る」という話とは、次元が違います。

では、なぜ施術後に小さく見えることがあるのか

顔が変わって見えるなら、まず骨以外の変化を考える方が現実的です。

私はLIVEで、

「押すことで水分が一時的に動いたり、表情筋の状態が変わったりすれば、見え方が変わる可能性はある」

という趣旨の話をしました。

実際、顔はかなり繊細です。

少し口角が上がる。

目の周囲の筋肉の使い方が変わる。

皮下の水分量が変わる。

むくみが減る。

撮影角度や照明が変わる。

これだけでも、人間は「顔が細くなった」と感じます。

2025年には、フェイスローラーとグアシャを8週間使用した34人を対象にした小規模ランダム化比較試験で、顔表面の計測値に約2〜3mmの変化が報告されています。

ここで重要なのは、この研究も「頬骨が押されて内側へ移動した」と示した研究ではないということです。筋緊張、皮膚弾性、軟部組織を含めた輪郭の変化として考えるべきです。

むくみと骨格矯正も別の話です

むくみを減らすことと、骨格を矯正することも混同してはいけません。

例えば顎矯正手術後の顔面浮腫では、manual lymphatic drainageによって腫脹の減少が早まった研究があります。

つまり、顔の水分量が変化すれば、顔周囲の計測値や輪郭が変わること自体は不思議ではありません。

だから私は、

「施術後に顔がすっきりして見えた」

という人に対して、

「それは全部気のせいです」

とは言いません。

しかし、

「頬骨を押したので骨が動き、顔の骨格が小さくなりました」

という説明になれば、私は反対します。

結果らしきものが見えたことと、その説明が正しいことは別問題だからです。

小顔を考えるなら、まず何を見ればいいのか

顔が大きく見える要素には、

  • 生まれ持った骨格
  • 皮下脂肪
  • むくみ
  • 咬筋などの筋肉量
  • 表情筋の使い方
  • 左右差
  • 姿勢や頭部の角度

などがあります。

ここを全部「骨の歪み」で説明するのは無理があります。

私はLIVEで「まず体脂肪を考えた方がいい」とかなり率直に話しました。顔周囲のボリュームの一部が脂肪であれば、そこを骨格矯正で変えることはできません。

反対に、むくみや軟部組織の動きにくさが強いのであれば、骨を強く押すより、軟部組織側から考える方が私には自然です。

メディセルを使う理由は「顔の骨を動かすため」ではありません

当院で使用しているメディセルは、皮膚を吸引しながら機器を動かし、皮膚、皮下組織、筋膜周辺を含む軟部組織の動きやすさを考慮するケアです。

私はメディセルで顔面骨を動かせるとは考えていません。

ここは明確に分けています。

骨格側を見るカイロプラクティックと、軟部組織側を見るメディセルは役割が違います。

顔周囲で考えるのであれば、強く押して骨を変えようとするより、皮膚や軟部組織へ必要以上の圧力を加えないことの方が重要です。

特に強い圧迫や痛みを伴う施術を「痛いほど骨が動いている証拠」と説明された場合、私は一度立ち止まって考えることを勧めます。

顔の左右差が急に出た場合は美容施術より医療機関を優先してください

顔の左右差には、生まれつきの骨格差や表情の癖などもあります。

一方、

突然片側の表情が作りにくくなった。

口角が急に下がった。

まぶたを閉じにくくなった。

ろれつが回りにくい。

手足の麻痺などを伴う。

こうした変化は「顔の歪み」として美容施術を受ける問題ではありません。

顔面神経麻痺や脳血管障害などの確認が必要になる場合があります。急な変化であれば医療機関への相談を優先してください。

FAQ

小顔矯正を1回受けて顔が小さくなった気がします。全部錯覚ですか?

そうとは限りません。むくみ、筋緊張、表情、軟部組織などが変化すれば、輪郭が変わって見える可能性があります。ただし、それを「顔面骨が押されて移動した証拠」とするのは別問題です。

頬骨は手で内側へ押し込めませんか?

成人の頬骨は、上顎骨、前頭骨、側頭骨、蝶形骨などと縫合で連結されています。美容目的の手圧によって恒久的に内側へ移動させられるという確立した根拠はありません。顔面骨の解剖学についてはNCBI Bookshelfでも確認できます。

むくみが原因ならメディセルを受ければ必ず小顔になりますか?

そういう意味ではありません。むくみの原因もさまざまですし、メディセルを行えば必ず顔が小さくなるとは言えません。私は「骨を押して小さくする方法」と「軟部組織を確認する方法」を分けて考えています。

この記事の結論

小顔矯正を考える時に大切なのは、

「施術後に変わって見えたか」と「骨が動いたか」を混同しないことです。

成人の顔面骨を外から押して恒久的に小さくできるという説明を、私は支持しません。

一方、顔の見え方は脂肪、むくみ、筋肉、皮膚、表情によって変化します。

だから私は「顔が大きく見える=骨の歪み」と最初から決めません。

身体の構造を分けて考える。

これは顔でも身体でも、私が最も大切にしていることです。

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公式サイト上でも現在、この東京・福岡の予約ページが案内されています。

この記事の一次情報

ライブ開催日
2026年8月31日

動画タイトル
小顔矯正本当に意味ある?

元動画
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok

小顔矯正と顔面骨について
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok&t=457s

顔が変わって見える理由について
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok&t=2349s

文字起こし一次資料

参考資料

NCBI Bookshelf「Anatomy, Head and Neck, Skull」 資料を確認する

The 27 Facial Sutures: Timing and Clinical Consequences of Closure 資料を確認する

Comparative Effects of Facial Roller and Gua Sha Massage on Facial Contour, Muscle Tone, and Skin Elasticity: Randomized Controlled Trial PubMedで確認する

腰椎分離症があれば腰痛の原因?画像の名前だけで決めない理由

執筆: 長澤一輝, D.C.
米国Cleveland Chiropractic College卒業
Doctor of Chiropractic(D.C.)専門職学位取得
臨床歴25年以上
活動拠点: 銀座・虎ノ門エリア、福岡天神

YouTube:
https://www.youtube.com/@Nagasawa_Drofchiropractic

「腰椎分離症と言われました。だから今の腰痛も分離症が原因ですよね?」

私は、ここを自動的には結び付けません。

腰椎分離症は腰痛と関連することがあります。しかし、画像で分離症が見つかったことと、現在の腰痛の原因がその分離部であることは同じではありません。

2026年8月31日のLIVEでも、私は「腰椎分離症という名前に引っ張られすぎないでほしい」と話しました。

ただし、LIVE中に私は「分離症から痛みが出るのは2〜3割程度」という趣旨の数字を使いました。

公開記事ではここを訂正しておきます。

現在確認できる研究から、個人の腰痛について「分離症が原因である確率は一律20〜30%」と決めることはできません。

分離症は無症状でも見つかりますが、腰痛がある人で多く認められるという研究もあります。

だからこそ、画像だけでも、確率だけでも決めず、現在の身体を確認する必要があります。

腰椎分離症とは何なのか

腰椎分離症は、多くの場合、腰椎後方のpars interarticularis(椎弓峡部)に生じた骨性の欠損です。

成長期のスポーツなどで繰り返し負荷が加わり、疲労骨折として生じるケースが代表的です。

一般人口での有病率はおおむね数%程度と報告され、成人では偶然画像検査で見つかる人もいます。レビューでも「通常は無症状で、画像検査時に偶然発見される場合がある」とされています。

つまり、

「分離症がある」

と、

「分離症が痛い」

の間には、もう一段階確認が必要です。

画像に名前が付くと、人はそこを原因だと思いやすい

これは腰椎分離症だけの話ではありません。

ヘルニア。

椎間板変性。

すべり症。

ストレートネック。

こうした名前が画像検査で付くと、どうしても「原因が見つかった」と感じます。

その気持ちはよく分かります。

痛いのに原因が分からなかった人にとって、画像に何か写れば説明がついたように感じるからです。

でも私は、臨床では一度切り離して考えます。

その画像所見は存在する。しかし、それが今のChief complaint(主訴)を本当に説明できるのか。

ここを確認します。

Dr.Kazは何を確認するのか

最初に行うのはHistory(ヒストリー/問診)です。

いつから痛いのか。

成長期にスポーツをしていたのか。

最近急に痛くなったのか。

立つ、反る、歩く、座るなど、どの動作で変化するのか。

過去にどのようなケアを受けたのか。

分離症がいつ発見されたのか。

こうした情報をつなぎます。

その上でRange of motion、ROM(関節可動域)や症状が出る動作、左右差を確認します。

さらにMotion palpation(モーション・パルペーション/関節を動かしながら行う触診)によって、腰椎だけではなく骨盤や股関節を含め、どの関節がどの方向へ動きにくいかを確認します。

私が考えるサブラクセーション(Subluxation/骨格のズレ)とは、単純に「骨が横へずれた」という意味ではありません。

本来参加すべき関節が十分に動けず、他の場所が代わりに動いている可能性まで含めて考えます。

「分離した骨をカイロで元に戻す」という話ではありません

ここは非常に重要です。

慢性化して骨性の欠損として残った腰椎分離症そのものを、アジャストメントで骨癒合させるという意味ではありません。

LIVEでも私は「分離そのものを私が治せるわけではない」と話しています。

私がカイロプラクティックで確認するのは、

その分離症とは別に、

現在どの関節が動きにくいのか。

骨盤や股関節がどう連動しているのか。

どこでCompensation pattern(代償動作)が起きているのか。

という部分です。

だから「分離症を治すカイロ」ではありません。

分離症という画像所見だけでは説明できない現在の身体を確認するカイロプラクティックです。

分離症と腰痛には関連もあります

「無症状の人がいるなら、分離症は痛みと無関係なのか」

それも違います。

2015年のシステマティックレビュー・メタ解析では、50歳以下の腰痛患者では、無症状者と比べてspondylolysisが多く認められました。

つまり分離症と腰痛との関連は存在します。

だから私は、

「分離症だから全部そこが原因」

とも、

「分離症は絶対に痛くない」

とも言いません。

関連があることと、その人の痛みの発生源を個別に確定することは別だからです。

カイロ×メディセルではどう考えるのか

腰痛では関節側だけではなく、軟部組織側の動きも関係する場合があります。

カイロプラクティックでは、

腰椎。

骨盤。

仙腸関節周辺。

股関節。

それぞれの動きや代償を確認します。

メディセルでは、皮膚、皮下組織、筋膜周辺を含む軟部組織の滑走性や左右差を確認します。

必要であれば両方を組み合わせます。

Adjustment(アジャストメント)は音を鳴らすことが目的ではありません。

確認した関節と方向に対して必要な入力を行い、最後に同じ動作をReassessment(再評価)します。

分離症という画像を「消す」ことが目的ではなく、現在の動作がどう変わるかを確認することが目的です。

医療機関を優先すべき腰痛

次のような症状がある場合は、カイロプラクティックより先に医療機関へ相談してください。

強い外傷後の腰痛。

発熱を伴う腰痛。

急激に進行する脚の筋力低下。

排尿・排便障害。

会陰部の感覚異常。

安静にしていても著しく強く、急速に悪化する痛み。

特に成長期のスポーツ選手で腰椎分離症が疑われる場合、早期では骨癒合を目指せるケースもあるため、整形外科での評価が重要です。

FAQ

腰椎分離症は一生治らないのですか?

すでに慢性化して骨性欠損として残っているものと、成長期に早期発見された疲労骨折では話が違います。特に若年者の早期病変では骨癒合を目指す管理が行われます。画像と年齢、病期を含めて医療機関で判断する必要があります。

分離症があるのに痛くない人も本当にいますか?

います。腰椎分離症は無症状で偶然見つかることがあります。一方、腰痛群で分離症が多いことも報告されているため、「無関係」とも断定できません。

分離症と言われたら運動してはいけませんか?

一律には言えません。急性期の疲労骨折なのか、古い分離なのか、症状があるのかで判断が変わります。痛みを我慢して自己判断で強い運動を続けるより、まず状態を確認してください。

この記事の結論

腰椎分離症が画像に写っていても、

現在の腰痛が100%そこから来ているとは限りません。

しかし、無関係とも決められません。

だから私は、

画像を見る。

ヒストリーを聞く。

実際に動いてもらう。

関節を一つずつ確認する。

必要なアプローチを選ぶ。

そして再評価する。

この順番を大切にします。

「分離症という名前」に身体全体を合わせるのではなく、現在の身体から分離症の意味を考える。

それが私の臨床での見方です。

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著者プロフィール
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この記事の一次情報

ライブ開催日
2026年8月31日

動画タイトル
小顔矯正本当に意味ある?

元動画
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok

腰椎分離症と腰痛について
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok&t=2936s

文字起こし一次資料

参考資料

Spondylolysis and spondylolisthesis: A review of the literature 資料を確認する

MRI Findings of Disc Degeneration are More Prevalent in Adults with Low Back Pain than in Asymptomatic Controls PubMedで確認する

ヘルニアがMRIにあってもしびれがない|画像だけで腰痛を決めない理由

執筆: 長澤一輝, D.C.
米国Cleveland Chiropractic College卒業
Doctor of Chiropractic(D.C.)専門職学位取得
臨床歴25年以上
活動拠点: 銀座・虎ノ門エリア、福岡天神

YouTube:
https://www.youtube.com/@Nagasawa_Drofchiropractic

「MRIではかなり大きな椎間板ヘルニアと言われた。でも脚のしびれはない。では今の腰痛もヘルニアが原因なのでしょうか?」

私は、画像にヘルニアがあるという理由だけで、現在の腰痛をすべてヘルニアへ結び付けません。

椎間板ヘルニアが神経根を刺激・圧迫すれば、脚の痛みやしびれ、筋力低下などを生じることがあります。

一方でMRIでは、症状のない人にも椎間板突出や変性がかなり高い頻度で見つかります。

つまり、

「MRIに異常がある」

と、

「その異常が今の症状を作っている」

は同じ文章ではありません。

この違いを、2026年8月31日のLIVEでも話しました。

MRIは非常に重要です。でもMRIだけでは分からないこともあります

私は画像検査を否定していません。

MRIは、

椎間板の形。

神経周囲の構造。

脊柱管。

腫瘍や感染などを含む重要な異常。

そうした構造を確認するために非常に有用です。

しかし、画像は基本的に「その瞬間の構造」を見ています。

私はそこに、

どう動くか。

どの動作で症状が出るか。

どこまで動くか。

左右で何が違うか。

どの関節が動作へ参加できていないか。

を加えます。

ここは画像と手による評価の役割の違いです。

症状がない人のMRIにも変化はかなり見つかります

この点は医学研究でも非常に重要です。

2015年に発表された無症状者3,110人を対象としたシステマティックレビューでは、椎間板変性、膨隆、突出などの画像所見は、年齢とともに無症状者でも増加していました。

例えば椎間板変性は、20歳代の無症状者でも一定割合に認められ、80歳代では非常に一般的になります。

つまり、画像で何かが見つかったこと自体は、必ずしも痛みの発生源を意味しません。

一方、別のメタ解析では、椎間板膨隆、突出、脱出、変性などは、無症状者より腰痛患者で多いことも確認されています。

ここでも答えは同じです。

「画像は関係ない」ではありません。

「画像だけでは決められない」です。

しびれがないならヘルニアではないのか

それも一律には言えません。

椎間板ヘルニアがあっても、神経根への影響の程度や位置によって症状は違います。

腰だけが痛い人もいます。

脚に痛みが出る人もいます。

しびれる人もいます。

筋力低下が出る人もいます。

そして画像ではヘルニアが見つかっても、そこから明確な症状が出ていない人もいます。

だから私は「ヘルニアがあるのにしびれがない」という時、

すぐに、

「ではヘルニアではありません」

とも、

「大きなヘルニアだから全部これが原因です」

とも考えません。

現在出ている症状と画像所見がどう対応しているかを確認します。

Dr.Kazは何を確認するのか

まずHistory(ヒストリー/問診)です。

腰痛はいつからか。

脚の痛みはあるか。

しびれはあるか。

力が入りにくいか。

前屈、後屈、座位、歩行などでどう変化するか。

MRIを撮影した時期はいつか。

その後、症状はどう変化したか。

ここを整理します。

次にROM(関節可動域)や実際の動作を確認します。

さらにStatic palpation(静的パルペーション/静止した状態での触診)で筋肉や軟部組織の緊張や左右差を見ます。

そしてMotion palpation(モーション・パルペーション)によって腰椎、骨盤、股関節などの動きを確認します。

私が見ているのは、

「MRIにヘルニアがあるか」

だけではありません。

ヘルニアを一つの情報として残したまま、ヘルニア以外から現在の腰痛を説明できる所見がないかを探します。

サブラクセーションという別の視点

カイロプラクティックでは、サブラクセーション(Subluxation/骨格のズレ)という考え方があります。

私がここで言うサブラクセーションは、医療上の脱臼ではありません。

関節が本来参加すべき方向の動きへ十分に参加できず、周囲がそれを補っている可能性を含めて考えます。

例えば腰痛であっても、

腰椎だけではなく骨盤の動きが小さい。

股関節が動かず腰が代わりに動く。

左右で動作が違う。

こうした状態があれば、MRIに写った一箇所だけでは身体全体を説明できません。

ここが、私が画像の名前だけを追わない理由です。

Adjustment後に同じ動きをもう一度見る

必要と判断した場合はAdjustment(アジャストメント)を行います。

目的は音を鳴らすことではありません。

どの関節がどの方向へ動きにくいかを確認した上で、方向と力を選びます。

その後、最初に痛かった前屈や起き上がりなどをReassessment(再評価)します。

もし動きが変わらないのであれば、

別の場所を見る。

軟部組織側を見る。

アプローチそのものを変える。

私はこの修正を重要視しています。

メディセルを組み合わせる場合

腰痛では、関節だけでなく軟部組織側の動きにくさが関係することもあります。

メディセルでは、皮膚を吸引しながら機器を動かし、皮膚、皮下組織、筋膜周辺などの滑走性や左右差を確認します。

ただし、

「メディセルで神経の通り道を作ればヘルニアが治る」

という意味ではありません。

椎間板そのものと、皮膚・皮下組織・筋膜周辺は別の構造です。

私はそれぞれを分けて確認します。

カイロで関節側。

メディセルで軟部組織側。

そして同じ動作で再評価する。

これが当院の中核となるコンビネーションです。

すぐ医療機関へ相談してほしい症状

ヘルニアが疑われる人で、

急激に脚の筋力が低下した。

つま先や踵で立てなくなった。

排尿・排便がしにくい、または漏れる。

会陰部がしびれる。

両脚に急速に強い神経症状が広がる。

こうした場合は、通常の腰痛として様子を見ないでください。

医療機関への相談を優先します。

FAQ

MRIで「かなりひどい」と言われたら症状も重いのですか?

画像上の大きさと症状の重さが必ず比例するわけではありません。重要なのは神経との位置関係や臨床症状です。画像は重要な情報ですが、それだけで症状の強さを決めることはできません。

ヘルニアがあってもカイロを受けられますか?

状態によります。神経学的な異常や危険サインがある場合は医療機関を優先します。まず症状、画像情報、身体の状態を確認して判断します。

MRIを持っていった方がいいですか?

すでに撮影している場合は、画像や画像診断報告書があれば非常に参考になります。私は画像を無視するのではなく、画像と実際の身体の情報をつなげて考えます。

この記事の結論

ヘルニアがMRIに写っていることと、現在の腰痛の原因が100%ヘルニアであることは別です。

反対に、画像を無視するのも違います。

画像を見る。

症状を聞く。

実際に動いてもらう。

関節を確認する。

軟部組織も必要なら確認する。

そして施術後に再評価する。

その情報を全部つなぐ。

私はそれを大切にしています。

「画像ではこうだから仕方がない」と言われた方でも、画像以外に確認できるものが残っていることがあります。

そこが、カイロプラクティックだから提示できる別の見方の一つです。

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この記事の一次情報

ライブ開催日
2026年8月31日

動画タイトル
小顔矯正本当に意味ある?

元動画
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok

ヘルニアがあるがしびれがないという質問
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok&t=3645s

文字起こし一次資料

参考資料

Systematic Literature Review of Imaging Features of Spinal Degeneration in Asymptomatic Populations PubMedで確認する

MRI Findings of Disc Degeneration are More Prevalent in Adults with Low Back Pain than in Asymptomatic Controls PubMedで確認する

カイロとメディセルは「やればやるほど良い」ではない|再評価を重視する理由

執筆: 長澤一輝, D.C.
米国Cleveland Chiropractic College卒業
Doctor of Chiropractic(D.C.)専門職学位取得
臨床歴25年以上
活動拠点: 銀座・虎ノ門エリア、福岡天神

YouTube:
https://www.youtube.com/@Nagasawa_Drofchiropractic

施術というと、

「硬ければもっと緩める」

「動きにくければもっと動かす」

「良い施術なら、たくさんやった方がもっと良くなる」

と思われるかもしれません。

私はそう考えていません。

身体は、緩めれば緩めるほど良いわけでも、アジャストメントを増やせば増やすほど良いわけでもありません。

2026年8月31日のLIVEでは、実際の臨床から「メディセルなどを組み合わせて緩みが大きくなった状態で、さらに刺激を加えると、やりすぎになることがある」と話しました。

これは私にとって非常に重要な話です。

施術の量ではなく、その時の身体に何が必要かを見る。

そのためにReassessment(再評価)があります。

「硬い=悪い」とは限りません

身体が硬くなっている時、

私はまず、

「なぜ硬いのか」

を考えます。

筋肉が短くなっている。

軟部組織が動きにくい。

関節が動きにくい。

そうした場合もあります。

一方で、身体が不安定な場所を守るために、筋肉を緊張させている可能性もあります。

これをGuarding(ガーディング/身体を守るための筋緊張)として考えることがあります。

もし身体が守るために必要な緊張まで全部取ってしまったらどうなるでしょう。

「柔らかくなったから成功」とは限りません。

カイロプラクティックとメディセルは同じことをしていません

当院の中核は、カイロプラクティックとメディセルのコンビネーションです。

ただし、二つを同じ目的で使っているわけではありません。

カイロプラクティック

関節の動き。

骨格全体の連動。

左右差。

Compensation pattern(代償動作)。

サブラクセーション(Subluxation/骨格のズレ)。

こうした関節・骨格側を中心に確認します。

メディセル

皮膚を吸引しながら機器を動かし、

皮膚。

皮下組織。

筋膜周辺。

こうした軟部組織側の動きやすさ、滑走性、左右差などを確認します。

両方を見るからといって、毎回両方を最大限やるわけではありません。

ここが大事です。

一番重要なのは「施術前と施術後を比べること」

私の施術では、

History(ヒストリー/問診)。

動作確認。

Static palpation(静的パルペーション)。

Motion palpation(モーション・パルペーション)。

必要なアプローチ。

Reassessment。

という流れを大切にします。

施術後に、

首がどこまで回るか。

腰を曲げた時はどうか。

歩いた時の左右差はどうか。

本人が感じる軽さはどうか。

最初と同じ動作で確認します。

変化したからといって、

「じゃあ、もう一回やればもっと変わる」

とは限りません。

十分変化したなら、そこで止めることも施術です。

LIVEで実際に感じた「緩めすぎ」

LIVEでは、ある方について、

メディセルなどを組み合わせることで身体がかなり緩んだ状態になり、そこへさらに調整を加えた時に「これはやりすぎると良くない」と感じた経験を話しました。

そこで必要になったのは、さらに緩めることではありませんでした。

むしろ筋肉を使ってもらうことでした。

もちろん、この一例から、

「メディセルの後は全員筋トレをすべき」

という結論にはなりません。

大切なのは逆です。

その時の身体を見て、次に必要なのが“緩めること”なのか、“動かすこと”なのか、“支えること”なのかを選ぶ。

この判断が必要です。

サブラクセーションを見つけても全部アジャストしない

サブラクセーションを確認することと、見つけた場所を全部Adjustment(アジャストメント)することも同じではありません。

身体は一つにつながっています。

一箇所が動き始めれば、別の場所の動きも変わります。

だから私は、必要なところから行い、その都度もう一度確認します。

カイロプラクティックの専門性は、

たくさん音を鳴らすこと。

強い刺激を入れること。

何箇所も触ること。

ではありません。

どこに、どの方向へ、どの程度の入力が必要なのかを判断することです。

メディセルも「筋膜を全部剥がす」ものではありません

私は「筋膜の癒着」という言葉を臨床で使うことがあります。

ただし、これは病理学的な癒着を機器で剥離しているという意味ではありません。

一般の方には、

皮膚。

皮下組織。

筋膜周辺。

こうした軟部組織同士が滑らかに動きにくくなっている状態として説明しています。

メディセルも、

強くやれば強いほどいい。

長くやれば長いほどいい。

というものではありません。

軟部組織側の変化を確認しながら使います。

なぜ当院はコンビネーションを重視するのか

関節だけを見れば、

「もっと関節を動かそう」

になりやすい。

軟部組織だけを見れば、

「もっと緩めよう」

になりやすい。

でも身体はそんなに単純ではありません。

私は、

関節側。

軟部組織側。

さらに本人がその身体をどう使っているか。

この三つを分けずに見たい。

だからカイロとメディセルを組み合わせています。

ただし、コンビネーションとは施術量を足し算することではありません。

必要なものを選び、順番を考え、途中で止める。

これもコンビネーションの一部です。

FAQ

カイロとメディセルは毎回両方受けた方がいいですか?

必ずしもそうではありません。現在の状態によって、カイロを中心にする場合、メディセルを中心にする場合、両方を組み合わせる場合があります。

施術時間が長い方がお得ではありませんか?

身体への施術では、長ければ良いとは限りません。必要な変化が得られた後に刺激を追加する意味があるかを考える必要があります。

身体が柔らかいほど良いのですか?

必要な可動性は重要ですが、安定性も必要です。身体には動く能力と支える能力の両方が必要です。

この記事の結論

私は、カイロプラクティックとメディセルのコンビネーションを非常に重視しています。

しかしそれは、

「二つともたくさんやる」

という意味ではありません。

関節側を見る。

軟部組織側を見る。

必要なものを選ぶ。

施術する。

もう一度同じ動きを見る。

十分なら止める。

必要なら別の方法へ切り替える。

ここまで含めて、私のコンビネーションです。

施術は量ではなく判断です。

私はそこを最も大切にしています。

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ライブ開催日
2026年8月31日

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メディセルなどで「緩めすぎる」可能性について
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok&t=1442s

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関連する当院の記事

「カイロとメディセルはどう違う?関節と軟部組織を分けて考える」では、カイロとメディセルの役割をさらに詳しく説明しています。

カイロプラクティックは誰に任せる?D.C.とWHO教育基準を私が重視する理由

執筆: 長澤一輝, D.C.
米国Cleveland Chiropractic College卒業
Doctor of Chiropractic(D.C.)専門職学位取得
臨床歴25年以上
活動拠点: 銀座・虎ノ門エリア、福岡天神

YouTube:
https://www.youtube.com/@Nagasawa_Drofchiropractic

「D.C.を持っていない人でも、カイロプラクティックができると言っています。何を基準に選べばいいのでしょうか?」

2026年8月31日のLIVEで、この質問がありました。

私の答えはシンプルです。

施術者を全員D.C.かどうかだけで二分する必要はありません。しかし、少なくとも“どの教育課程を修了したのか”は確認してほしい。

私はここをかなり重視しています。

なぜなら日本では、「カイロプラクティック」という名称だけを見ても、その人がどの程度の教育を受けたのかまでは分からないからです。

私自身はDoctor of Chiropractic(D.C.)を取得しています

私は1992年に渡米し、Cleveland Chiropractic Collegeでカイロプラクティックを学び、1999年12月17日にDoctor of Chiropractic(D.C.)専門職学位を取得しました。

D.C.は日本の医師免許ではありません。

ここは誤解のないようにはっきり書いておきます。

一方で、カイロプラクティックを専門として体系的に学ぶ教育課程です。

解剖学。

生理学。

神経学。

病理学。

放射線学。

カイロプラクティックの評価。

Motion palpation。

Adjustment。

臨床実習。

こうした内容を長期間学びます。

私が施術でHistory(ヒストリー/問診)、Static palpation、Motion palpation、Adjustment、Reassessmentという流れを重視しているのは、単に長年やってきたからではありません。

私が受けてきた教育の土台があります。

なぜ資格や教育歴を見る必要があるのか

LIVEでは私は、

「資格は、その人を個人的に知らなくても、最低限どのような教育を受けたのかを判断する材料になる」

という趣旨の話をしました。

これは医師でも、歯科医師でも、理学療法士でも同じです。

初めて会う専門家について、

技術を事前に全部確認することはできません。

性格も分かりません。

何を勉強してきたかも分かりません。

だから資格や教育歴は、一つのスクリーニングになります。

もちろん、

「資格があれば全員うまい」

という意味ではありません。

反対に、

「長年やっているから教育歴は関係ない」

とも私は思いません。

身体に触れる仕事だからこそ、最低限の教育背景は確認すべきです。

WHOにもカイロプラクティックの教育・安全性ガイドラインがあります

WHOは2005年に「WHO guidelines on basic training and safety in chiropractic」を公表しています。

この文書では、カイロプラクティックを安全に行うために必要な基礎教育、知識、技能、禁忌などについて整理されています。

そこには、

基礎的な健康科学。

神経筋骨格系。

生体力学。

臨床評価。

施術技能。

安全性。

などが含まれています。

ここで大事なのは、

「WHO認定カイロプラクター」という世界共通の資格がWHOから発行されているわけではない

ということです。

WHOは教育と安全性についてガイドラインを示しています。

だから「WHO基準」という言葉を見た場合も、

どこの学校で。

どの課程を。

どれくらい学んだのか。

具体的に確認した方がいいと私は考えます。

私が施術者を選ぶならここを見る

肩書きだけではなく、私は次のような点を見ます。

1. どこでカイロプラクティックを学んだのか

学校名や教育課程が明示されているか。

「海外で勉強しました」だけではなく、何を修了したのか。

ここは確認できます。

2. 問診をきちんとするか

痛い場所を聞いてすぐ施術を始めるのではなく、

いつから。

何がきっかけで。

何をすると悪化して。

これまで何を受けて。

どう変わったのか。

Historyを取っているか。

3. 実際に身体を確認しているか

私はStatic palpationだけでなく、Motion palpationを重視します。

関節を実際に動かしながら、

どの関節が。

どの方向へ。

どの程度動きにくいのか。

ここを確認します。

4. 全員に同じ施術をしていないか

首が痛い人は全員ここ。

腰痛は全員この矯正。

そうではなく、身体を確認してから方法を選んでいるか。

5. 施術後に再評価するか

私はここを非常に重視しています。

施術前にできなかった動作。

痛かった動き。

左右差。

ROM。

これを施術後にもう一度確認します。

何をしたのかではなく、何が変わったのかを見るためです。

サブラクセーションを見ることも「触って当てるゲーム」ではありません

私のカイロプラクティックの中心には、サブラクセーション(Subluxation/骨格のズレ)があります。

しかし、

背骨を触った瞬間に「ここが3mmずれています」。

写真を見ただけで「骨盤が何度歪んでいます」。

そういう単純な話ではありません。

History。

姿勢。

ROM。

Static palpation。

Motion palpation。

Compensation pattern。

こうした情報を組み合わせて考えます。

必要と判断すればAdjustmentを行い、その後Reassessmentします。

この判断過程そのものがカイロプラクティックの専門性だと私は考えています。

D.C.でなければ絶対ダメなのか

私はそこまで単純には言いません。

世界には国ごとに教育制度が違います。

WHOガイドラインを踏まえた教育プログラムを修了している人もいます。

十分な教育を受け、きちんと身体を確認し、誠実に施術している人もいます。

だから、

D.C.ではない=全部ダメ。

とは言いません。

ただし、

教育歴がよく分からない。

何を学んだか説明できない。

身体をほとんど確認しない。

医学的な危険サインも見ずに何でもカイロで何とかすると言う。

こういう場合は、私は慎重になります。

「治せる」という強さより「必要なら医療へ送れる」こと

専門家として大切なのは、

何でも自分でやることではありません。

カイロプラクティックで確認する領域。

医師による診断が必要な領域。

歯科や口腔外科へ相談すべき領域。

それを分けることです。

私自身、臨床で「これは医療機関を優先した方がいい」と判断することがあります。

これはカイロプラクティックの敗北ではありません。

安全に身体を見るために必要な判断です。

FAQ

D.C.は日本の医師資格ですか?

違います。Doctor of Chiropracticはカイロプラクティックの専門職学位であり、日本の医師免許ではありません。

WHO認定のカイロプラクター資格があるのですか?

WHOはカイロプラクティックの基礎教育と安全性についてガイドラインを公表していますが、WHO自身が世界共通の個人資格を発行しているわけではありません。

施術者の資格はどこを見ればいいですか?

公式サイトなどで、学校名、取得学位、教育課程が具体的に書かれているかを見るとよいでしょう。分からなければ直接聞くこともできます。

長年施術している人なら資格は関係ありませんか?

経験は非常に重要です。しかし私は、経験と基礎教育は別のものだと考えています。身体に関わる以上、どのような教育を受けてきたかも選択材料にしてよいと思います。

この記事の結論

カイロプラクティックを誰に任せるか。

私は、

肩書きだけ。

口コミだけ。

施術歴だけ。

で決めなくていいと思っています。

でも最低限、

どこで何を学んだのか。

身体をどう確認しているのか。

何を根拠に施術を選ぶのか。

施術後に再評価するのか。

ここは見てください。

私は米国Cleveland Chiropractic CollegeでD.C.を取得し、25年以上臨床を続けてきました。

ただ、私が本当に見てほしいのは「D.C.という文字」だけではありません。

その教育を、今目の前の身体を見る判断へどう使っているか。

そこが一番大切だと考えています。

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ライブ開催日
2026年8月31日

動画タイトル
小顔矯正本当に意味ある?

元動画
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok

D.C.・カイロプラクティック教育について
https://www.youtube.com/watch?v=7u7LL0uSpok&t=4358s

文字起こし一次資料

参考資料

World Health Organization
WHO guidelines on basic training and safety in chiropractic WHO原文を確認する

著者プロフィール
https://www.dr-chiro-nagasawa.com/staff/

Supervisor

執筆者情報

ドクターオブカイロプラティック 長澤 一輝 (ながさわ かずてる) Kazteru Nagasawa

1992年に渡米し、1999年にアメリカ・クリーブランドカイロプラクティックカレッジにて、D.C.(Doctor of Chiropractic)の学位を取得しました。
同学位の取得には、基礎医学分野を含む教育課程と臨床実習の修了が求められています。

これまで25年以上にわたり、身体の状態を多角的に観察することを大切にしてきました。関節の動きの質や筋膜の緊張、触診から得られる情報など、手で確認できる要素を丁寧に捉えながら対応しています。
2000年からはカイロプラクティック専門学校で主任講師として、解剖学・運動生理学の教育にも携わってきました。施術と教育の両面に関わってきた経験を活かし、身体の状態や施術の意図をわかりやすくお伝えすることを心がけています。
当院では、一人ひとりの状態を丁寧に確認しながら、安心して受けていただけるよう配慮しつつケアを進めてまいります。

経歴

1992年
渡米
1993年
アメリカ シアトルセントラルコミュニティーカレッジ 入学
1995年
アメリカ クリーブランドカイロプラクティックカレッジ 入学
1999年
アメリカ クリーブランドカイロプラクティックカレッジ 卒業
米国政府公認ドクターオブカイロプラクティック(D.C.)の学位を取得
2000年
カイロプラクティック専門学校の主任講師及び同校併設施術院院長を務める
2005年
『カイロプラクティックながさわ』を福岡市西区にてオープン
2009年
学校法人若永学園こころ医療福祉専門学校で非常勤講師を勤める
2010年
カイロプラクティック専門学校の主任講師及び同校併設施術院院長を務める
2013年
カイロプラクティックながさわ東京青山店を東京都港区青山にて開院
2014年
一般社団法人医療人材開発機構 理事就任
2018年
東京ドクターカイロ中目黒に移転
2024年
東京ドクターカイロ銀座Alivioクリニック内に移転

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