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顔のむくみにメディセルは何をする?押すのではなく吸い上げる理由
執筆: 長澤一輝, D.C.
米国Cleveland Chiropractic College卒業
Doctor of Chiropractic(D.C.)専門職学位取得
臨床歴25年以上
活動拠点: 銀座・虎ノ門エリア、福岡天神
YouTube
https://www.youtube.com/@Nagasawa_Drofchiropractic
こんにちは、Dr.Kazです。
顔のむくみに対して、私はカイロプラクティックだけで何とかしようとは考えません。
今回の主役は、関節へ行うアジャストメントではなく、皮膚を吸引しながら動かすメディセルです。
ただし、「メディセルを受ければ、どのような顔のむくみでも取れる」という意味ではありません。病気、アレルギー、感染、薬などが関係するむくみへ、機器だけで対応することはできません。
私がメディセルを使うのは、皮膚、皮下組織、筋膜周辺などの軟部組織が、周囲と滑らかに動きにくくなっている可能性を確認するためです。
顔のむくみはカイロプラクティックの問題なのか
顔のむくみを、すべて骨格のズレや首のズレで説明することには無理があります。
ライブでも私は、顔のむくみは基本的にカイロプラクティックだけで対応する問題ではなく、当院で扱うならメディセルの領域が中心になるとお話ししました。
カイロプラクティックでは、関節の動き、骨格の連動、左右差、代償動作などを確認します。
一方、メディセルでは、皮膚を吸引しながら動かし、皮膚、皮下組織、筋膜周辺を含む軟部組織の動きやすさや左右差を確認します。
東京ドクターカイロでも、カイロプラクティックとメディセルケアを二つの施術の柱として案内しています。
顔のむくみとメディセルについて
https://www.youtube.com/watch?v=n-iQUmh0pJg&t=413s
メディセルは皮膚を押し込む機器ではない
メディセルの大きな特徴は、皮膚へ陰圧を加えて吸い上げながら、専用のヘッドを動かすことです。
製造元も、メディセルを皮膚吸引によって行う方法として説明しており、吸引圧は状態に合わせて調整できると案内しています。これは製品の公式説明であり、すべての症状への効果を証明する独立した臨床研究とは区別して考える必要があります。
私が見ているのは、次のような点です。
- 頬やあご周辺の皮膚が動きにくくないか
- 左右で皮膚の動き方が違わないか
- 触れた時に過敏な場所がないか
- 首や頭部との境目に張りがないか
- 施術前後で顔の重さや突っ張り感が変化するか
- 見た目だけでなく、本人が軽さを感じるか
メディセルは、単に顔を小さく見せるためだけに使用するものではありません。
皮膚と皮下組織の間を含め、軟部組織が滑らかに動けているかを確認し、その人の状態に合わせて刺激量を調整します。
皮膚を吸い上げる考え方について
https://www.youtube.com/watch?v=n-iQUmh0pJg&t=476s
「筋膜の癒着」はどう説明するべきか
ライブでは、一般の方に分かりやすくするため「筋膜の癒着を剥がす」という表現を使用しています。
ただし、公開記事で病理学的な癒着を診断したように断定することはできません。
私は、皮膚、皮下組織、筋膜周辺などの軟部組織が、周囲と滑らかに動きにくくなっている状態として説明します。
筋膜には、隣接する筋肉や組織との間で滑走する性質があります。超音波を用いた研究でも、深部筋膜の滑走を測定する試みが行われており、滑走性の低下と痛みや機能低下との関係が研究されています。
ただし、触っただけで「ここが癒着している」と病名のように断定するものではありません。
皮膚の動き、左右差、本人の感覚、動作の変化などをつなぎ、軟部組織側の抵抗が関係している可能性を臨床的に考えます。
顔を押して流す方法との違い
顔へのマッサージや手技を否定するつもりはありません。
リラックスできる、軽く感じる、施術直後に見た目が変わるなどの価値はあります。
ただし、私は目的を明確にする必要があると考えています。
手で顔を押す方法は、主に組織へ圧を加える方法です。メディセルは、皮膚を陰圧で吸い上げながら動かす方法です。
どちらが絶対に優れているという話ではありません。力が加わる方向と、狙っている組織が違います。
私がメディセルを使用する理由は、上から押すだけでは確認しにくい皮膚や皮下組織の動きを、吸い上げる方向から確認できるためです。
むくみが取れたという一例をどう扱うか
ライブでは、メディセル施術の翌日に体重が減り、むくみも減ったという利用者からの報告がありました。
これは実際にライブで寄せられた一例です。
ただし、体重が減ったことだけで、メディセルによって体脂肪が減ったとは言えません。水分量、食事、排泄など、体重は複数の条件で変化します。
また、一人の経験だけで、すべての方に同じ結果が出るとは言えません。
施術後には、見た目だけでなく、皮膚の動き、左右差、本人の感覚、翌日以降の経過を確認することが重要です。
利用者からの経過報告
https://www.youtube.com/watch?v=n-iQUmh0pJg&t=604s
メディセルを受ける前に医療確認が必要な場合
次のような顔の腫れには、メディセルを行う前に医療機関への相談が必要です。
- 唇や舌、喉が突然腫れた
- 息苦しさや飲み込みにくさがある
- 発熱、赤み、強い痛みがある
- 歯やあごの痛みを伴う
- 顔をぶつけた後から強く腫れた
- 新しい薬を飲み始めてから腫れた
- 片側だけの腫れが続く
- 日ごとに悪化している
顔の急な腫れは、アレルギー、感染、歯の問題、外傷などでも起こります。呼吸への影響がある場合は緊急対応が必要です。
よくある質問
メディセルを受ければ小顔になりますか
施術後にむくみが減り、顔がすっきり見える方はいます。ただし、骨格そのものが小さくなるわけではありません。脂肪、筋肉、骨格、皮膚のたるみなどによる見た目の違いを、すべてむくみとして扱うことはできません。
顔のメディセルは痛いですか
吸引圧は状態や部位に応じて調整します。強ければ効果が高いというものではありません。顔は刺激に敏感なため、本人の感覚や皮膚の反応を確認しながら行います。
顔だけ受けることはできますか
状態によっては顔だけを確認できます。ただし、首や頭部との境目、肩周辺の張りなども関係している可能性があるため、必要に応じて周辺の軟部組織も確認します。
この記事の結論
顔のむくみは、カイロプラクティックだけで考える問題ではありません。
当院では、病気やアレルギーなどの危険性を除外したうえで、皮膚、皮下組織、筋膜周辺などの軟部組織側をメディセルで確認します。
メディセルは、皮膚を上から押し込むのではなく、陰圧によって吸い上げながら動かす機器です。
大切なのは、強く吸うことでも、施術直後の写真だけでもありません。何を目的に行い、施術前後で何が変化し、その変化がどの程度続くのかを確認することです。
Dr.Kazへの相談・予約
顔や身体のむくみが続く方には、むくみが出る時間、左右差、生活状況、皮膚や軟部組織の状態を確認します。
顔の腫れだけでなく、唇や喉の腫れ、呼吸異常、発熱、強い痛みがある場合は、当院より先に医療機関へ相談してください。
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この記事の一次情報
ライブ開催日
2026年8月3日
動画タイトル
顔のむくみ
元動画
https://www.youtube.com/watch?v=n-iQUmh0pJg
顔のむくみとメディセルについて
https://www.youtube.com/watch?v=n-iQUmh0pJg&t=413s
メディセルで皮膚を吸い上げる考え方
https://www.youtube.com/watch?v=n-iQUmh0pJg&t=476s
顔のむくみについての再説明
https://www.youtube.com/watch?v=n-iQUmh0pJg&t=1508s
文字起こし資料
参考資料
メディセル公式サイト
株式会社MJカンパニー
https://www.mj-company.co.jp/
メディセルで行う筋膜リリースとは
株式会社MJカンパニー
https://www.mj-company.co.jp/medicell/kinmaku/
Diagnostic ultrasound assessment of deep fascia sliding mobility in vivo
PubMed
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34391319/
東京ドクターカイロ メディセルケア
https://www.dr-chiro-nagasawa.com/medicell-care/
著者情報
著者: 長澤一輝(ながさわ かずてる)
英語表記: Kazuteru Nagasawa, D.C.
学位: Doctor of Chiropractic(D.C.)
米国Cleveland Chiropractic College卒業。1999年にDoctor of Chiropractic専門職学位を取得。米国滞在8年、臨床歴25年以上。
活動拠点: 銀座・虎ノ門エリア、福岡天神
