院長の診療日

Headache

人近年、様々なストレス、事故などにより頭痛に苦しまれている方が数多くいらっしゃいます。
私は頭痛持ちだから…と言って持病としてあきらめてしまってる方もいらっしゃるでしょう。多くの方は市販の頭痛薬などを飲み、副作用を心配しながら痛みに耐えていらっしゃるのが現実です。まずご自身の頭痛のタイプを確認しましょう。
わからない場合は専門家にご相談されることをすすめます。

頭痛の原因として、頭部、頚部の骨格異常により、外部からのストレスがたまりやすくなり、痛みを引き起こしていることが多くあります。

頚椎性頭痛(Cervicogenic headache)

【後頭部の頭痛】

後頭部を中心とした頭痛が特徴です。頭痛の中でも大変に多くの方がこのタイプの頭痛だと思われます。
頚椎がその主な原因ですが、場合により胸椎からの原因もあります。
このタイプの頭痛は、頭痛薬が非常に効きにくい傾向があります。

偏頭痛(Migraine headache)

【片側側頭部の頭痛】

片側側頭部に繰り返し起こる痛みがあり、2つのタイプに分けられます。

クラシックタイプ
全体の20%がこのタイプだと言われています。
視覚並びに嗅覚への影響が、頭痛と共に、もしくはその後一時間以内に発生します。
通常タイプ

全体の80%がこのタイプだと言われています。クラシックタイプに起こる視覚などへの症状が伴わないものです。
偏頭痛には色々な原因が考えられています。

  • 急激な血管の拡張による頭痛と、それに伴う視覚などへの影響
  • 神経システムの障害
  • 自律神経の不全
  • マグネシウムの減少
  • 脳波の異常

緊張型頭痛(Tension headache)

【頭部周囲の頭痛】

頭部の周囲が痛くなるが、吐き気があるケースは少ないです。ストレスや睡眠不足などで症状が発生します。
女性に多く、20代~40代でよくみられます。

群発性頭痛(Cluster headache)

【まぶたの上の頭痛】

頭部片側のまぶたの上の部分の痛みが多い症状ですが、原因ははっきりとは解っていません。
平均で4~8週間続きます。20代~50代の男性に多くみられます。アルコール、ストレス、眩しい光などで症状が悪化する傾向がありますので、注意が必要です。